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麻酔への取り組み

麻酔は患者さんが決める。

麻酔は痛みを伴う処置を行う際には必ず行いますが、経験上痛みを感じない可能性が高い場合は麻酔をしないこともあります。この場合は必ず患者さんに麻酔の使用希望の確認を行っています。

これは患者さんの中には
・多少でも痛みを感じる可能性があるのならどんな処置でも麻酔を希望
・どうしても麻酔が嫌いなので多少の痛みなら麻酔はしないでほしい
と考える方がいらしゃるからです。正反対の考え方なので信じられない方もいらっしゃると思いますが、実際、麻酔が嫌いで「いつも行くたびに麻酔される」との理由で転院してこられる方もいます。
当院では治療の際には痛みを極力なくすよう様々な工夫をしていますが、歯科医本位の治療ではなく、そういった患者さんの細かい希望を見落とさないように心がけています。

麻酔アレルギーが心配です。

現在用いられている局所麻酔薬は安全性が高く、アレルギー反応を起こすことは極めて稀です。
なお、麻酔後に気分が悪くなった場合考えられる原因は2つ挙げられます。
1つは過剰な緊張や不安がもたらす交感神経過緊張状態による血管迷走神経反射。もう1つは局所麻酔薬に添加されているアドレナリンによる作用であることがわかっています。
当院ではアドレナリンを含まない麻酔薬も準備していますが、いずれの場合も特に必要な処置はなく、しばらく経過観察することで体調は改善します。ただし、以前にこのような経験をされたり心当たりがある方は問診票に記入いただくか、治療の前に担当歯科医師にお伝えください。

痛みの無い麻酔を受けたいのですが。

当院では皆さんが安心して治療に臨めるよう、以下のような取り組みをしています。

【表面麻酔】…歯茎に麻酔薬を塗り表面の感覚を鈍らせ、刺入時の痛みを軽減させています。
【注射針】…歯科麻酔で使用する針は痛みが軽減するよう極力細いものを使用しています。
【電動式注射器】…薬液注入時の痛みが軽減するよう、注入量が一定に保たれる電動式注射器を使用しています。
【麻酔薬】…冷たい薬液の使用は痛みの原因になるため、適温に温めた薬液を患者さんに合わせて使用します。

麻酔を受けないことも可能ですか?

当院では、神経を取る、歯を抜く、インプラントのオペを行うなどの100%麻酔が必要な処置以外は、必ず患者さんに局所麻酔の有無について希望をうかがっています。
そのため、当院は麻酔時の痛みに関しては細心の注意を払っておりますが、「痛みがあるとしても絶対に注射はしたくない」「痛みを感じた場合のみ局所麻酔の処置をして欲しい」といった患者さんの希望に応じて、局所麻酔をせずに治療を行う場合があります。
ただし、治療の途中で麻酔を希望される場合は麻酔が効きにくくなることがあるため、当院では極度の注射嫌いでなければ先に麻酔をすることをお勧めしています。