予防歯科とは
歯医者さんって虫歯を治すところだと思ってませんか？
いいえ、虫歯を作らないお手伝いをするところなんです。
予防歯科とは、これまでの"削って治す"という考え方とは異なり、"虫歯の発症を未然に防ぐ"という歯科スタイルのこと。お口の健康を維持することに主眼を置いた、歯科の新しい考え方です。
12歳児の虫歯保有数において日本人とむし歯の先進国（フィンランド）と比較すると約4倍の差があります。その差は予防歯科の普及にあるといってよいでしょう。
虫歯の出来る仕組みや自分自身の「むし歯のリスク」を知ることにより、より適切な対処を実践していくことが大切です。
上の図からお分かりのように、欧米では虫歯や歯周病にならないため積極的に歯科医院を活用しています。
日本人が持つ歯科医院のイメージは、「歯が痛くなったら行くところ」ですが、欧米の予防歯科先進国では「虫歯や歯周病にならないため、健康で美しい歯のお手入れに利用するところ、」という考えです。結果、グラフにあるように70歳での平均残存歯数に大きな差が出ています。
歯は一度失うと二度と生えてくることはありません。ずっと健康な自分の歯で美味しくごはんを食べたい方は、今から予防歯科を始めましょう。
PMTC（クリーニング）
PMTCとは歯科医師や歯科衛生士といった専門家による専門器材を用いた歯のクリーニングです。歯についたヤニやステインを徹底的に除去します。これにより虫歯の再発、歯周病の再発を極カ防ごうというものです。
ポリッシングブラシやラバーカップといったツールでの清掃。ツルツルと気持ちのよい印象が得られます。
スケーリング（歯石除去）
歯科衛生士による歯石除去を行います。歯の黄ばみや歯石が気になる方はお気軽にご相談ください。
ぺリオ検査（歯周病検査）
歯周ポケットの深さ、歯の動揺度（グラつき具合）、プラークの付着状況、歯肉からの出血チェックなどを検査いたします。
ブラッシング指導
みがき残しがないかどうかのチェックも親切丁寧におこなっております。
歯周病の予防は、歯と歯肉を丁寧にブラッシングすることや、時間をかけよく噛んで食べることが基本です。しかし丁寧にみがいたつもりでも、歯垢が残り歯周病を引き起こす場合があるので、患者さんによって異なりますが1ヶ月～半年に1度くらいの割合で歯科検診を受けることが必要です。
当院では予防・治療と両面からのケアをサポートし、いつまでも長く健康な歯で過ごして頂けるように考えております。